副業の内職は自宅で好きな時間に作業できるため、通勤や人間関係の負担がほとんどない働き方です。
ただし、仕事の選び方を間違えると思ったように稼げなかったり、詐欺まがいの業者に引っかかったりするリスクもあります。
本記事では、本業がある方でも無理なく取り組める副業の内職について、おすすめの仕事10選と安全な探し方を紹介します。
収入の目安からメリット・デメリット、始める際の注意点まで網羅しているので、副業で内職を検討している方はぜひ参考にしてください。
副業の内職はどれくらい稼げる?

副業の内職で得られる収入は、月1〜3万円が一般的な目安です。
作業の種類や取り組む時間により金額は変動しますが、収入の目安を把握しておくと自分に合った内職を選びやすくなります。
- 月収の平均は1〜3万円が目安
- 時給換算では最低賃金を下回る
- 作業スピードが上がれば収入も増える
収入面のポイントを一つずつ確認してみましょう。
月収の平均は1〜3万円が目安
副業の内職で得られる月収は、1〜3万円程度が現実的なラインです。
手作業の内職は1件あたりの単価が低く、本業の合間に充てられる時間も限られるため、まとまった金額は狙いにくい働き方です。
一方、WebライティングやWebデザインといったパソコン系の副業では、月5万円以上を狙える場合もあります。
手作業の内職は「高収入」よりも「手軽さ」を重視する方に向いた働き方といえるでしょう。
時給換算では最低賃金を下回る
内職の時給換算は200〜500円程度が相場といわれ、雇用されて働く場合の最低賃金を大きく下回ります。
内職の多くは業務委託(個人事業主扱い)で契約するため、最低賃金法の適用対象外となるのが理由です。
厚生労働省の「地域別最低賃金の全国一覧」によると、雇用される労働者の最低賃金は時給1,023〜1,226円(令和7年度)です。
時給換算200〜300円程度になる内職も珍しくありませんが、雇用契約ではないため、この金額でも直ちに違法とはなりません。
家内労働法に基づく「最低工賃」が定められている業務もありますが、すべての内職に設定されているわけではありません。
内職を始める際は、単価と作業時間から時給を計算し、納得したうえで受注してください。
作業スピードが上がれば収入も増える
内職は出来高制なので、作業スピードが上がるほど時給換算の金額も上昇します。
初期段階では時給300〜800円程度にとどまるケースが多いものの、同じ作業を繰り返すうちに手が慣れ、1,000円前後まで引き上げることも可能です。
縫製作業を例に挙げると、1個あたりの単価は3〜50円が目安です。
単価3円の作業でも1時間に50個こなせば時給換算150円となり、毎日1時間続ければ月4,500円ほどを見込めます。
毎日コツコツ継続した場合は月3〜5万円、スキマ時間だけの取り組みでも月5,000〜2万円が目安です。
まずは一つの作業を繰り返して、速度を高めることを意識してみてください。
副業におすすめの手作業内職10選

本業の合間に自宅で取り組める手作業内職には、次の10種類があります。
- シール貼り
- 袋詰め・封入
- カプセル詰め
- アクセサリー制作
- 宛名書き
- 箱の組み立て
- バリ取り作業
- 縫製・裁縫作業
- ペン組み立て
- 検品作業
作業内容と単価の目安を一覧表にまとめました。
| 内職の種類 | 単価の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| シール貼り | 1枚0.1〜1円 | 未経験向きの定番 |
| 袋詰め・封入 | 1件0.5〜5円 | 黙々と進められる |
| カプセル詰め | 1個0.5〜3円 | 工程がシンプル |
| アクセサリー制作 | 1個数十円〜数百円 | 手先の器用さを活かせる |
| 宛名書き | 1件50〜200円 | ペン字スキルで高単価 |
| 箱の組み立て | 1個0.2〜10円 | 単価が高めに出やすい |
| バリ取り作業 | 1個数円〜数十円 | 専用工具で仕上げる |
| 縫製・裁縫作業 | 両袖250〜350円ほか | ミシン技術で単価アップ |
| ペン組み立て | 1本0.5〜1.5円 | 省スペースで可能 |
| 検品作業 | 案件により異なる | 丁寧さと集中力が必要 |
作業の難易度や単価は種類ごとに異なるので、自分に合った内職を見つけてみてください。
初心者でも簡単な「シール貼り」
シール貼りは、商品の値札やバーコード、宛名ラベルなどを指定の位置に貼る作業です。
特別なスキルや経験が不要なことから、内職が初めての方に選ばれています。
単価は1枚あたり0.1〜1円程度が相場で、0.3〜0.5円程度の案件が多い傾向です。
時給に換算すると初心者で400〜600円程度となり、慣れないうちは200円未満になるケースもあります。
熟練者は1時間に800〜1,000枚ほどこなせるため時給1,000円以上に到達する方もいますが、ごく一部に限られます。
時給換算400〜600円で1日3時間・月20日作業した場合、月2万4,000〜3万6,000円ほどが目安です。
曲面に小さなシールを貼るような難易度の高い案件は単価が上がるので、慣れてきたら高単価の案件を狙ってみてください。
黙々と作業できる「袋詰め・封入」
袋詰め・封入は、指定された商品や資材を袋や封筒に入れる作業です。
お菓子・試供品・チラシ・パンフレットなど、扱う商品は案件ごとに異なります。
透明袋にフォーク・スプーン・おしぼり・ナプキンなどをセットで詰めるといった作業が代表的な例です。
単価は1件あたり0.5〜5円が相場で、スピードと丁寧さの両方が求められます。
経験者からは「黙々とできる」という声がある一方、「単価が安いので数をこなすのに時間がかかった」「細かいゴミで家が汚れる」といった声も寄せられています。
作業スペースの確保と掃除の手間を想定したうえで、取り組んでみてください。
単純作業で人気の「カプセル詰め」
カプセル詰めは、ガチャガチャ用のカプセルにおもちゃやフィギュアを入れる作業です。
単価は1個あたり0.5円〜3円で、袋詰めと同様にシンプルな工程のため未経験でも取り組めます。
作業の流れは次のとおりです。
- カプセルを開ける
- おもちゃや説明書をカプセルに詰める
- カプセルを閉じて検品する
1時間あたり150〜200個のペースが一般的で、単価1円の場合は時給換算で150〜200円程度になります。
1日の納品数は500〜2,000個が標準なので、コツをつかんで作業スピードを上げることが収入アップの鍵です。
ただし、求人数が少なく競争率が高いことから、見つけたら早めに応募しましょう。
手先が器用な方向け「アクセ制作」
アクセサリー制作は、ビーズやパーツを組み合わせてピアスやブレスレットなどを仕上げる内職です。
手先の器用さとものづくりの経験が求められるものの、資格は必要ありません。
単価は1個あたり数十円〜数百円と幅があり、デザイン性の高い作品ほど報酬も上がる傾向にあります。
委託元から届いたパーツを指示どおり組み立てるパターンと、自分でデザインしてオンラインマーケットプレイスで販売するパターンの2種類が存在します。
後者の場合、BASEなどのネットショップを活用すれば、Instagramの投稿に商品タグを付けて直接ショップへ誘導することも可能です。
単純作業系の内職より自由度が高い反面、仕上がりの品質が求められるので、細かい作業が好きな方に向いた内職といえるでしょう。
ペン字スキルが活きる「宛名書き」
宛名書きは、きれいな文字を書ける方にとって即戦力となる内職です。
封筒の宛名書き1件あたり50〜200円が相場で、1件につき3〜10分程度で完了します。
賞状や表彰状の筆耕になると1枚1,000〜3,000円まで単価が上がるので、書道経験者は高収入を狙えます。
依頼主から宛先リストや封筒、用紙が郵送で届き、自宅で作業したあと納期内に返送する流れです。
結婚式の招待状や企業の案内状、学校の賞状など需要は年間を通じて安定しています。
クラウドワークスやランサーズで「宛名書き」「筆耕 在宅」と検索すると案件が見つかります。
パソコンスキルは不要なので、ボールペン字や筆ペンに自信がある方は挑戦してみてください。
単価が高めの「箱の組み立て」
箱の組み立ては、内職の中でも単価が高めに設定されやすい作業です。
1個あたりの単価は0.2円〜10円が相場で、複雑な形状の箱では数十円になるケースもあります。
シール貼りや袋詰めと比べると、1個あたりの報酬が大きい点が魅力です。
たとえば1個5円の箱を1分に1個のペースで組み立てた場合、1時間で300円の報酬になります。
1日4時間の作業を20日間続ければ、月収は約24,000円に達する計算です。
ただし、単価が低い案件では大量にこなさないとまとまった収入にならないので、案件選びが収入を左右します。
作業内容は、平らな状態の厚紙や段ボールを折り目に沿って組み立てるのが基本です。
高度なスキルは不要で未経験からでも取り組めますが、組み立てに加えて検品や梱包がセットになった案件もあります。
箱のサイズが大きい場合は保管スペースの確保も考慮しておきましょう。
専用工具を使う「バリ取り作業」
バリ取り作業は、プラスチックや金属の成型品に残る不要な突起(バリ)を、専用の工具で削り取る内職です。
使用する工具はバリ取りナイフやカッターが中心で、微細な仕上げ作業を手元で行います。
箱の組み立てと異なり工具の扱いに慣れるまで少し時間がかかるものの、コツをつかめば効率よく進められます。
単価は1個あたり数円〜数十円程度で、部品の大きさや素材で変動します。
丁寧さと正確さが求められるので、集中力を維持できる方に向いている作業です。
工具は発注元から貸与されるケースが多いため、自分で購入する必要は基本的にありません。
手先の細かい作業が好きな方は、候補に入れてみてください。
ミシンを使う「縫製・裁縫作業」
縫製・裁縫作業は、ミシンを扱えるスキルがある方にとって高単価を狙える内職です。
裏地付き袖の縫製で両袖250円〜350円、1着まるごと仕上げる「まるめ縫い」なら1,500円〜2,500円の単価が見込めます。
時給換算では500円〜2,000円と幅がありますが、技術が上がるほど収入も安定する傾向です。
対象となる製品は多岐にわたります。
- 洋服・下着・帽子・手袋・学生服
- ぬいぐるみ・クッション・カーテン・ポーチ・バッグ
- 猫首輪・猫服などペット用品
アパレルから雑貨、ペット用品まで案件が豊富なので、自分の得意分野に合った仕事を選びやすいのも魅力です。
一方で、工業用ミシンや裁ちばさみといった道具を自前で用意する必要があるケースも多く、手軽さではほかの内職に劣ります。
すでにミシンを持っている方や裁縫が得意な方は、スキルを活かして効率よく稼げるので検討してみてください。
省スペースでできる「ペン組み立て」
ペン組み立ては、ボールペンやシャープペンの部品を手作業で組み上げる内職です。
単価は1本あたり0.5円〜1.5円で、1回の受注納品量は1,000本が一般的な目安となります。
作業の流れは次のとおりです。
- 羽根(クリップ部品)を取り付ける
- キャップを閉める
- 1本ずつノック動作を確認する
- 芯が書けるかチェックする
- プラスチックケースに入れてラベルを貼る
- 60本ごとに箱詰めする
- 指定のダンボールに入れて納品する
工程数は多いものの、一つひとつの動作は単純なので特別なスキルは不要です。
1分間に3本ペースで作業すると1時間で180本を組み立てられ、単価0.5円換算で月収5,000円〜1万円程度を見込めます。
完成品のダンボール5箱分と作業中の資材を置く場所は必要ですが、ミシンのような大型機器は使わないので省スペースで取り組めるのが魅力です。
空いた時間に自分のペースで進められることから、主婦の方を中心に人気を集めています。
不良品を取り除く「検品作業」
検品作業は、製品の傷・汚れ・破損などを目視で確認し、不良品を取り除く仕事です。
製造業や物流業で欠かせない工程であり、内職として自宅で行うケースも多くあります。
主な作業内容は次のとおりです。
- 外観の傷や汚れ、変形がないか目視で確認する
- 納品書と照合して数量や品番に間違いがないかチェックする
- 基準を満たさない製品を仕分けて除去する
特別なスキルは不要で、丁寧さと集中力があれば対応できる作業です。
ただし、不良品を見落とすと企業の信用に関わるので、正確さが求められます。
食品工場では傷んだ食品、アパレルでは汚れや破れなど、扱う商品ごとにチェック項目が異なる点も押さえておきましょう。
単純作業ながら責任感を持って取り組める方に向いています。
副業で内職を選ぶメリット

副業として内職を選ぶ最大のメリットは、本業との両立がしやすい点です。
内職には次のような利点があります。
- 自宅でスキマ時間を活用できる
- 人間関係のストレスを避けられる
- スキル不要で今日から始められる
それぞれの強みを把握して、自分に合った働き方か確認してみましょう。
自宅でスキマ時間を活用できる
内職の最大の魅力は、通勤不要で自宅にいながら好きな時間に作業できる点です。
出来高制を採用している案件が大半なので、本業の終業後や休日など、自分のペースで取り組めます。
納期や作業時間の縛りがない案件を選べば、1日30分だけといった働き方も可能です。
子育て中の方であれば子どもが寝たあとの時間を、会社員の方であれば帰宅後のスキマ時間を活用できます。
パソコンやスマホが不要な手作業系の案件も多く、テレビを見ながらソファで進められる気軽さも特徴の一つです。
本業のスケジュールに左右されず、無理なく収入を上乗せしたい方に向いた働き方といえます。
在宅のスキマ時間でできる副業は下記の記事でも詳しく紹介しているので、併せて読んでみてください。
在宅のスキマ時間でできる副業の中には、アンケートモニターやポイ活などが挙げられます。本格的な起業準備には向きませんが、まずは小さく始めて副収入を得たい人や寝る前の30分などのスキマ時間を活用したい人には最適です。本記[…]
人間関係のストレスを避けられる
内職は一人で作業を進めるため、職場の人間関係に悩む必要がありません。
対人ストレスへの対処法としては、「ストレスの対象から距離を取る」ことが有効とされています。
内職であれば上司や同僚とのやり取りがほぼ発生せず、自分のペースで黙々と取り組めます。
本業で対人ストレスを感じている方にとって、自宅で完結する内職は精神的な負担を減らしやすい副業と言えるでしょう。
気持ちに余裕を持ちながら収入を得たい方は、内職を選択肢に加えてみてください。
スキル不要で今日から始められる
内職の多くはスキルや資格が不要なので、思い立った日から作業を始められます。
シール貼りや袋詰め、カプセル詰めなど、手順がシンプルな案件が大半を占めており、学歴や年齢も問われません。
求人サイトでも「未経験OK」「即日勤務可」と記載された案件が多く、面接なしで応募できるケースも珍しくないことから、副業を始めるハードルが非常に低い点が魅力です。
資材は業者から自宅へ配送されるため、道具を自分で用意する必要もありません。
「何か副業を始めたいけれど特技がない」と感じている方でも、内職なら気軽に一歩を踏み出せます。
副業で内職を選ぶデメリット

副業の内職にはメリットだけでなく、始める前に知っておくべきデメリットも存在します。
主なデメリットは次の3つです。
- 労働時間の割に収入が少ない
- 部屋に資材を置くスペースが必要
- 単調な作業の繰り返しで飽きやすい
デメリットを理解したうえで自分に合うかどうか判断してみてください。
労働時間の割に収入が少ない
内職最大のデメリットは、費やした時間に対して得られる収入が低い点です。
時給換算200〜500円程度が相場といわれ、雇用される場合の最低賃金(令和7年度は時給1,023〜1,226円)の半分にも届かないケースが大半です。
袋詰め作業のように、時給換算で200円前後になる例もあります。
仮に時給換算180円の作業で月10万円を目指す場合、約556時間の労働が必要となり、1日あたり18時間以上を費やす計算になります。
内職は気軽に始められる反面、収入面では割に合わないと感じやすいので、金額の目標を現実的な範囲で設定してください。
部屋に資材を置くスペースが必要
内職では、作業に使う資材や完成品を自宅に保管する必要があります。
シール貼りや袋詰めなどの案件では、段ボール数箱分の材料がまとめて届くケースが一般的です。
作業スペースとは別に、材料と納品待ちの完成品を分けて置く場所も確保しなければなりません。
ワンルームや収納の少ない住まいでは、生活スペースが圧迫されてしまいます。
家族と暮らしている場合は、資材の置き場所について事前に相談しておきましょう。
案件を受ける前に届く資材の量と保管条件を依頼先へ確認しておくと、スペース不足によるトラブルを防げます。
単調な作業の繰り返しで飽きやすい
内職の大半は同じ動作を何百回・何千回と繰り返す作業なので、飽きやすい点もデメリットです。
シール貼りなら1,000枚以上、部品の組み立てなら数百回と、1回の受注で膨大な数をこなす必要があります。
覚えること自体は少なく短期間で慣れますが、慣れた後は変化がなくなり、集中力の低下や眠気が起こりやすくなります。
ルーティンワークが苦手な方は、短期間で辞めてしまうケースも少なくありません。
対策として「1時間で500個仕上げる」など自分なりのノルマを設定すると、ゲーム感覚でモチベーションを維持しやすくなります。
コツコツした地道な作業を楽しめるかどうかを、始める前に見極めておきましょう。
失敗しない安全な内職の探し方

安全な内職を見つけるには、信頼できる媒体や窓口を活用して探すことが大切です。
内職の求人は個人ブログやSNSでも見かけますが、中には詐欺まがいの案件も紛れています。
安心して始められる探し方は、主に次の3つです。
- 大手のアルバイト求人サイトで探す
- 自治体の内職相談窓口を利用する
- クラウドソーシング経由で受注する
自分に合った方法で、安全な内職案件を見つけてください。
大手のアルバイト求人サイトで探す
内職の求人を探すなら、大手のアルバイト求人サイトを活用するのが最も手軽な方法です。
運営元が明確な大手サイトは掲載審査を設けているので、怪しい業者に当たるリスクを抑えられます。
代表的なサイトは次のとおりです。
- バイトル:職場の雰囲気を動画で事前にチェックできる
- タウンワーク:勤務地や条件での絞り込み検索が充実
- Indeed:複数サイトの求人を横断して検索できる
検索する際は「内職 在宅」「シール貼り 在宅」などのキーワードを入力すると、自宅でできる案件に絞り込めます。
求人情報を見る際は、募集元が登録料や教材費などの金銭を要求していないかを必ず確認してください。
費用を請求する案件は詐欺の可能性が高いので、応募を避けましょう。
自治体の内職相談窓口を利用する
自治体が運営する内職相談窓口を利用すれば、無料で信頼性の高い求人情報を紹介してもらえます。
行政が仲介しているので、悪質な業者に当たるリスクが低い点が大きな強みです。
たとえば愛知県では県の労働関係団体が運営する相談窓口が設けられているほか、市区町村の役所内に相談室を設置している地域もあります。
窓口では、相談員が希望条件に合った内職求人を紹介してくれます。
対応日が週1回など曜日限定の窓口も多いので、開催日時や予約の要否は各自治体の公式サイトで確認してから訪問しましょう。
お住まいの地域名と「内職相談」で検索すると、最寄りの窓口が見つかります。
クラウドソーシング経由で受注する
クラウドソーシングサイトを活用すれば、自宅にいながら内職案件を受注できます。
代表的なサービスとして、次のサイトが挙げられます。
- クラウドワークス:内職・軽作業カテゴリの案件が豊富で、スマホアプリにも対応
- ランサーズ:幅広いジャンルの仕事から軽作業や代行タスクを検索できる
- クラウディア:全国からマッチングでき、納品検収後に報酬が支払われる
クラウドワークスではスマホアプリから応募・契約・メッセージのやり取りまで完結するので、スキマ時間に案件を探しやすい点が魅力です。
シール貼りや宛名書きといった手作業系の内職も掲載されており、データ入力の継続依頼案件も見つかります。
ただし、登録直後は実績が0の状態なので、低単価の案件から着実に評価を積み上げていきましょう。
副業で内職を始める際の注意点

副業で内職を始める前に、税金・勤務先のルール・業者選び・納期管理の4点を必ず確認してください。
内職の探し方がわかっても、準備を怠るとトラブルにつながるリスクがあります。
押さえるべきポイントは次の4つです。
- 年間所得20万円超で発生する確定申告
- 勤務先の就業規則における副業の可否
- 初期費用を請求する詐欺業者への警戒
- 本業に支障が出ない納期設定
安心して内職を続けるために、それぞれの対策を把握しておきましょう。
年間所得20万円超で確定申告が必要になる
会社員が副業の内職で得た所得が年間20万円を超えると、所得税の確定申告が必要です。
国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」では、給与所得・退職所得以外の所得の合計額が20万円を超える場合に確定申告が必要と定めています。
ここでいう所得とは、収入から必要経費を差し引いた金額を指します。
たとえば年間の内職収入が26万円で経費が5万円なら所得は21万円となり、申告義務が発生します。
一方、経費が6万円以上であれば所得は20万円以下となり、所得税の確定申告は原則不要です。
ただし、所得が20万円以下の場合でも住民税の申告は別途必要なので、お住まいの自治体へ確認してください。
確定申告の期間は例年2月16日から3月15日までです。
内職で使う材料の送料や作業に必要な道具の費用は経費として計上できるため、レシートや領収書は必ず保管しておきましょう。
※最新の税制は国税庁公式サイトをご確認ください。
副業ができるのか就業規則を確認する
内職を始める前に、勤務先の就業規則で副業が認められているか必ず確認してください。
企業の副業に関する規定は、全面禁止・許可制・届出制・自由の4パターンに分かれます。
就業規則の「服務規律」「禁止事項」「遵守事項」の項目に記載されているので、社内イントラネットで閲覧しましょう。
手元に規則がない場合は、人事部や総務部へ「副業を検討しているので就業規則を確認したい」と伝えれば対応してもらえます。
労働基準法第106条により会社には就業規則の周知義務があるので、閲覧を断られることは基本的にありません。
許可制の会社では、副業先の業種や内容、勤務時間、報酬額などを事前に申請する必要があります。
無届けで内職を行い発覚した場合、懲戒処分の対象になるリスクもあるので、規定に沿った手続きを済ませてから始めてください。
初期費用を請求する詐欺業者に注意する
仕事を始める前に登録料や教材費などの初期費用を請求する業者は、詐欺の可能性が高いので避けてください。
本来、内職は働いた分の報酬を受け取る仕事であり、こちらが先にお金を支払う必要はありません。
実際に多い手口として、「シール貼りで月5万円」といった簡単な作業を提示し、数千円〜数万円のマニュアル代やシステム利用料を請求するケースがあります。
支払い後は仕事が紹介されず、追加費用を次々と求められた末に連絡が途絶えるパターンが典型です。
国民生活センターの消費者トラブルFAQでも、内職・副業をめぐるトラブルへの注意が呼びかけられています。
初期費用の名目は登録料・教材費・代行手数料・プラン代金など多岐にわたるので、理由を問わず金銭を求められた時点で取引をやめてください。
本業に支障が出ない納期設定にする
副業で内職を続けるには、本業に影響が出ない範囲で納期を設定することが欠かせません。
内職には納品期限が設けられており、タイトな納期が発生するケースもあるため、受注前に必ず期日を確認しましょう。
納期に遅れるとクライアントからの信頼を失い、契約打ち切りや評価低下につながるリスクがあります。
こうしたトラブルを防ぐには、本業の勤務時間やプライベートの予定を踏まえ、無理のないタスク量でスケジュールを組むことが大切です。
慣れないうちは納期に余裕のある未経験向け案件から始め、作業スピードを把握したうえで受注量を調整してください。
納品時には指示どおりの状態と数量を確認し、期日より余裕を持って提出する習慣をつけましょう。
副業で自分に合った内職を始めよう
副業の内職は、スキルや資格がなくても今日から始められる手軽さが最大の強みです。
月1〜3万円という収入水準は決して高くありませんが、本業のスキマ時間を活用しながら無理なく収入を上乗せできる点で、多くの方に選ばれています。
シール貼りや袋詰めなどの手作業系から、宛名書きや縫製のようにスキルを活かせる案件まで、自分のライフスタイルに合った仕事を選びやすいのも魅力です。
始める際は、就業規則の確認・確定申告の準備・詐欺業者への警戒という3つの注意点を必ず押さえておきましょう。
大手求人サイトや自治体の内職相談窓口、クラウドソーシングを活用すれば、安全に案件を探せます。
この記事で紹介した内容を参考に、自分に合った内職から一歩を踏み出してみてください。