栞森印刷所SHIORIMORI PRESS
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PROCESS

刷り上がるまで、
だいたい6週間かかります

機械が速くならないので、工程を減らすしかありません。減らせない5つだけを残しました。ここに書いたとおりの順番で進みます。

工程 01 / 05

文選 ─ 活字を拾う

原稿を持って棚の前に立ち、一文字ずつ拾います。1ページ600字でおよそ40分。拾い間違いは刷ってからでは直せないので、拾った人と別の人がもう一度読みます。

BUNSEN

▲ スクロールすると、工程が1つずつ組み上がります。

JavaScriptが動いていないため、すべての版(工程)を重ねた状態で表示しています。読み物としては欠けていません。

DETAIL

手で刷るとき、どこで失敗するか

失敗の場所はだいたい決まっています。先に知っておくと、打ち合わせが短くなります。

2行目 4分アキ
圧 = 紙の厚み + 版の高さ
  • 試し刷りを飛ばす

    いちばん多い失敗です。画面で見た文字組みと、紙に押した文字組みは別物です。画面では詰まって見えた行間が、紙では空きすぎて見えます。必ず本番の紙で刷って確かめます。

  • 箔の温度を上げすぎる

    箔がのらないとき、温度を上げたくなります。しかし紙が焦げて、押した縁が茶色くなります。上げるのは温度ではなく、押している時間のほうです。

  • 厚い紙に細い線を置く

    0.3mmより細い線は、厚い紙だと沈んで消えます。線を残したいなら、紙を薄くするか、線を太くするかの二択です。ここは打ち合わせの段階で決めます。

日程のめやす

名刺100枚(1色)と、64ページの本(墨1色・300部)の場合。見本のための数値です。
名刺 100枚本 64ページ・300部
1週目紙決め・文字組み・試し刷り紙決め・台割り・見本組み
2週目本刷り・断裁・お渡し文選と植字(前半32ページ)
3〜4週目文選と植字(後半32ページ)・試し刷り
5〜7週目本刷り(1日400枚)・3日寝かせる
8〜10週目折り・糸かがり・表紙・仕上げ