栞森印刷所SHIORIMORI PRESS
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機械を捨てなかった、
それだけの理由で残っています

1970年代に多くの活版印刷所が機械を手放しました。うちは置き場所があったので残しただけです。40年後にそれが仕事になるとは思っていませんでした。

会社のあらまし

名称栞森印刷所(架空)
創業1948年(昭和23年)
所在地北信州 榛代町 新田 2-14
代表栞森 三郎(架空の人物)
人数4名(職人3名・事務1名)
仕事活版印刷・箔押し・型押し・手製本
設備手フート1台 / 平圧機2台 / 箔押し機1台 / 断裁機1台
活字約12万本

4人でやっていること

職人3人のうち、2人は文選と植字、1人は刷りと箔押しを担当しています。製本は3人で分けます。事務が1人いて、見積りと日程を持っています。全員が全部できるわけではないので、同時に進められる仕事は2件までです。

「来週までに」という仕事は、正直に断っています。断らずに受けると、進んでいる2件が遅れるためです。急ぐ仕事は、活版ではないほうが向いています。そのときは知り合いの印刷所を紹介しています。

これまで

  • 1948
    栞森 初太郎が、町の役場の刷り物を請けて創業。手フート1台から。
  • 1961
    平圧機を導入。町内の学校の文集と名簿が仕事の中心になる。
  • 1974
    写植への切り替えが進み、周辺の活版印刷所が次々に廃業。うちは倉庫があったため活字を残した。
  • 1988
    二代目 栞森 正三が引き継ぐ。学校の仕事が減り、名刺と封筒で食いつなぐ。
  • 2003
    県外から「活版で刷ってほしい」という問い合わせが初めて入る。年に3件ほど。
  • 2011
    箔押し機を中古で入れる。名刺の仕事が年間120件を超える。
  • 2016
    三代目 栞森 三郎が引き継ぐ。手製本を始め、小部数の本を受けられるようにする。
  • 2021
    活字の欠けを自前で作り直す設備を整える。父型から1文字3日。
  • 2026
    年間の受注は約180件。うち小部数の本が22件。工房の見学を火曜・木曜に開放。

お断りしていること

01

2週間を切る納期

試し刷りと乾かす時間が取れません。急ぐ仕事は、別の印刷所を紹介しています。

02

5,000部を超える印刷

1日400枚が上限です。それ以上は日数が現実的でなくなります。

03

写真を含む刷り物

活版は網点が苦手です。写真の面だけ別の方法にする案をお出しします。