宵坂香料研究所YOISAKA FRAGRANCE LABORATORY

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白麻鹸化に耐えて、色を変えない石けん用香料

鹸化に耐えて、40℃で90日置いても色が変わらない石けん用香料。

受託調合 / 日用品

ご相談の内容

先方の条件は香りではなく、まず「変色しないこと」でした。石けんは強いアルカリ性で、しかも製造時に熱がかかります。この条件を通せる原料は限られ、使える引き出しは最初から半分になります。

WHAT WE DID

やったこと

  1. 使えない原料を先に消す

    香りを考える前に、アルカリと熱で変質する原料に印を付けて外しました。残ったものだけで組み直すと、当初の方向とは別の香りになります。

  2. 方向を作り直す

    外した原料の役割を、別の系統で肩代わりさせました。白花の甘さは粉花で、青葉の清涼は香草で置き換えています。

  3. 40℃90日の試験

    通常の30日ではなく、先方の倉庫条件に合わせて90日回しました。2回目の試作で、90日目にわずかな黄変が出たため処方を戻しています。

  4. 量産で3ロット照合

    最小3kgで3ロット作り、ガスクロで主要成分の比率を照合しました。

NUMBERS

この案件の数字

90日経時試験の期間(40℃)
090日後の色差の判定不合格件数
3kg最小ロット
5か月相談から量産まで

香りの相談として来た仕事のうち、実際には材料の相談だったという典型です。条件を先に出していただけると、試作の回数が目に見えて減ります。