宵坂香料研究所YOISAKA FRAGRANCE LABORATORY

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紙と革14日で消える、紙に移らない会期限定の香り

会期14日で消え、商品の紙に匂いを残さない、書店の企画用の香り。

期間限定 / 商業施設

ご相談の内容

難しかったのは「残らないこと」でした。揮発の遅い成分は紙に移り、会期が終わっても商品に匂いが残ります。持続を作るのが仕事の私たちにとって、これは逆向きの設計でした。

WHAT WE DID

やったこと

  1. 残る系統を全部外す

    樹脂・動物性・苔を使わない前提で組みました。土台がないので、香りは平たくなります。ここをどう補うかが設計の中心でした。

  2. 香りを空中で完結させる

    紙に触れる高さに香りを置かず、棚の上1.9mの帯で拡散させました。拡散の高さを変えるだけで、紙への移りは大きく減ります。

  3. 14日で切り上げる試験

    30日の試験は行わず、14日間の実地に切り替えました。会期より長い試験には意味がないと判断しています。

  4. 撤収後の確認

    会期終了の3日後に、在庫の紙から匂いが検出されないことを確認しました。

NUMBERS

この案件の数字

14日会期
1.9m拡散の高さ
3系統使わないと決めた系統
2か月相談から会期開始まで

消えることを設計するのは、残すより手数がかかります。期間限定の企画では、終わったあとの状態まで含めて条件にしてください。