甕覗舎KAMENOZOKISHA

持ち込み ─ 週に8点まで

褪せた藍は、元に戻すのではなく一段濃くします。

20年使った藍の上着を、買った日の色へ戻すことはできません。 布はその間に薄くなり、糸の目も開いています。当舎がするのは、 いまの状態から数えて一段だけ濃い青へ動かすことです。

戻すのではなく進める、と考えていただくと、仕上がりの見当が付きます。 7段の藍でお買いになったものは、染め直すと8段の中藍になって戻ります。

元の色より、次の色を決めましょう。

畳んだ藍の布を四枚重ねたところ。
持ち込まれた布。畳んだまま、段を見立てる。

目安

洗って、ほどいて、染めて、縫い直すまでで6週間です。

持ち込まれるものかかる週目安ことわり
手ぬぐい・小物2週3,000円〜まとめて5点までは同じ甕で染めます
のれん(半間)3週12,000円〜白場のある染め分けは承れません
作務衣・前掛け4週16,000円〜ほどかずに染めると縫い目に筋が残ります
上着(裏地つき)6週28,000円〜裏地は染まりが違うため、外して別に染めます
帯・羽織(絹)6週34,000円〜絹は液温を下げるため、1日2回しか沈められません

受け付けは週に8点までです。甕6本で回せる量がこれ以上にならないためで、 混み合うと翌月の持ち込み日へお回しします。見積りは、現物を見てからその場でお出しします。

お引き受けできないこと

断っている仕事が、三つあります。

はじめにお伝えしておくほうが、お互いの時間が減りません。 いずれも「やりたくない」ではなく、当舎の甕ではできない仕事です。

  1. 色見本どおりに合わせる仕事

    指定の色票に寄せるには、還元剤を使う化学建てが要ります。当舎には甕が6本あるだけで、その設備がありません。 色票をお持ちの場合は、いちばん近い段をお見せして、その差を先に確かめていただきます。

  2. 月に100反を超える量

    1本の甕が一年に染められるのは約220点、6本で1,300点です。月100反を通すと甕が痩せ、 翌年の青が一段浅くなります。今年の売上のために、来年の色を落とすことはしません。

  3. 前回とまったく同じ色の追加染め

    同じ甕でも、半年経てば菌の勢いが変わります。近づけることはできますが、同じにはできません。 揃える必要がある場合は、はじめから必要な分をまとめて染めてください。

棚にある一点ものを見る

持ち込みの日

毎月、第2と第4の土曜だけ開けています。

平日は染め場が動いているため、受け付けを土曜に寄せています。 10時から15時のあいだにお越しください。予約は要りません。 遠方の方は、先に写真を一枚お送りいただければ、段の見立てだけ先にお返しします。

持ち込み毎月 第2・第4土曜 10:00〜15:00
工房10:00〜17:00(月・木 休み)
見学要予約。朝の攪拌(5:30)もご覧になれます
電話0000-00-0000(架空の番号です)

この画面には申し込みの入力欄を置いていません。染め直しは現物を見ないと段が決められず、 文字のやり取りだけで受けると、双方の見当が外れるためです。