稜線設計室RYOSEN ARCHITECTS

Work 01 — 2024

稜線の家

南に開けた斜面地。道路から見上げると、正面に尾根がまるごと入ります。 「この景色が見える家にしたい」というご依頼でしたが、そのまま平屋を建てると、道路側の擁壁と隣家の屋根で尾根の下半分が切れることが分かりました。
床を 4,500mm 持ち上げ、居間の床高だけを他の部屋より 300mm 下げる。この2つで、座ったときの目線が尾根の稜線をちょうど拾います。

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Drawings

図面

稜線の方向 ROAD W=4,000 SITE PLAN S=1/300 SITE 412㎡ 4,800 GL+4,500 この線の先に稜線がある SECTION B-B' S=1/100
配置図 S=1/300 DRAWN 0%  /  SHEET 1 / 2
SHEET 01 — 配置図

建物を、敷地の北寄りに寄せた。

南いっぱいに建てるほうが日は入ります。それでも北へ寄せたのは、デッキの奥行きを 2,700mm 取るためです。 尾根は正面ではなく、少し北西に見えます。デッキに立つと視界からデッキの手すりが消える位置まで下げました。

駐車は道路と同じ高さに置き、そこから 4,500mm を階段で上がります。冬に凍る土地なので、 上りきったところに屋根のかかった土間を用意しました。

既存の樹木4本は伐らずに残しています。うち2本は、隣家からの視線をさえぎる位置にあります。

SHEET 02 — 断面図

居間の床だけ、300mm 落とした。

床を全体で下げると、玄関からの段差が増えます。そこで居間だけを 300mm 落としました。 こうすると、椅子ではなく床に座ったときの目線(GL+約1,100mm)が、開口の下枠のすぐ上を通ります。

天井高は 4,800mm。屋根の勾配はほとんど水平に見えますが、 奥に向かって 140mm 下がっています。雨を北側にだけ流すためです。

朱の線が、居間の床に座ったときの目線です。窓の上枠にも下枠にも当たっていません。

概要

用途専用住宅
構造・規模木造 平屋建て
敷地面積412.0㎡
延床面積96.4㎡
最高高さ7,850mm(GL±0 から)
主な仕上外部:焼杉板 t=15 / 屋根:ガルバリウム鋼板 立平葺
内部:床 楢無垢 t=15、壁・天井 しっくい
設計期間7か月(基本設計 3か月 / 実施設計 4か月)
工事期間8か月
竣工2024年

※ この建物は制作見本のための創作です。実在しません。

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