Process
設計の進め方
最初のご相談から鍵をお渡しするまで、住宅で平均 68週(約16か月)かかります。 長く感じられると思いますので、どの段階で何にどれだけ時間を使っているのかを、隠さずに書いておきます。
ご相談と、敷地の下見。
まずお話をうかがい、それから敷地に立ちます。図面はなくてかまいません。住所と地図だけで結構です。 下見では、どこから何が見えるか、風がどちらから来るか、隣の家の窓がどこを向いているかを記録します。
ここまでは費用をいただきません。お引き受けするかどうかも、敷地を見てから決めさせていただいています。
間取りではなく、つながりを描く。
いきなり平面図は描きません。どの部屋がどの部屋の隣にあるべきか、それだけを丸と線で描いた図を、 3案から5案お見せします。「玄関から居間まで、靴を脱いでから何歩か」といった話をここでします。
この段階の費用は、次の基本設計に進まれる場合、設計料に充当します。
平面・立面・断面が、はじめて揃う。
つながりが決まったら、寸法の入った図面にします。あわせて、この時点で概算の工事費をお出しします。 予算に合わなければ、ここで面積を削るか、仕上げを見直すかを決めます。
後戻りのいちばん安い場所がここです。だから、この段階には時間をかけます。
工事のための図面を、62枚描く。
実際に工事ができる細かさまで描き込みます。住宅1件で平均62枚。 窓まわりの納まり、断熱の切れ目、雨の落ちる先。ここが薄いと、現場で職人さんが自分の判断で決めることになります。
確認申請もこの期間に出します。
同じ図面で、3社に見積を取る。
工事会社は、わたしたちが決めるのではなく、お施主さまが決めます。 ただし、比べられる形にするのがわたしたちの仕事です。同じ図面・同じ数量表で3社に出し、 項目ごとに並べた比較表をお渡しします。
いちばん安い会社を選ぶ必要はありません。差がどこから出ているかを見て決めていただきます。
週に1度、現場に立ちます。
着工から竣工まで、原則として週1回、現場に立ち会います。 配筋・上棟・断熱・防水の4回は、写真を撮って記録に残します。 図面どおりでない箇所が見つかれば、その場で直してもらいます。
鍵をお渡ししたあとも、1年目・2年目・5年目に伺います。この訪問に費用はいただきません。