送気式潜水 / 潜水士1名に対して、陸に2名私たちは、空気を背負いません。
地上から、送ります。
背負う方式は身軽ですが、空気の残りが自分にしか分かりません。 港の工事で使うのは送気式で、空気は陸のコンプレッサから 50メートルのホースで送ります。同じ束の中に通話線が入っていて、陸の連絡員は潜水士の呼吸音をずっと聞いています。 水中で最初に異常に気づくのは、たいてい潜水士本人ではなく、陸で耳を澄ませている人です。
SOUBI
水に持って入るのは、七つだけです。
水中では、道具を持ち替える動作そのものが危ないので、増やしません。 持てるのは片手分、もう片方の手はいつでも壁に添えられるようにしておきます。
| 持って入るもの | 寸法・数 | なぜそれか |
|---|---|---|
| ひび幅ゲージくさび形 | 0.1〜5.0ミリ | 見えなくても、差し込んだ深さで幅が読める |
| 超音波の厚さ計 | 1台 | 塗装の下で痩せた鋼材は、これでしか分からない |
| 番号札 | 25枚 | 水中に住所がないので、番号が住所になる |
| 灯り | 2灯 | 1灯は必ず予備。消えた時点で作業をやめる |
| 巻尺 | 5メートル | 洗掘の深さは、これを底に突き立てて測る |
| 写真機水中用 | 1台 | 撮るのは、必ず番号札と一緒に |
| ナイフ | 1本 | 使うのは、ロープか網に絡んだときだけ |
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持ち込まないもの その一急ぐ気持ち
「あと5分」で足りた仕事を、私たちは知りません。足りないと思った時点で、その日は上がって翌日にします。 回数が増えれば費用は上がりますが、上がった費用の説明はできます。
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その二混合ガス
扱う体制がないので、必要な深さの仕事は請けません。設備だけ買って人の訓練が追いつかない状態を作らない、 という創業からの決めです。
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その三「たぶん」という言葉
所見書に推測は書きません。測れなかったものは、測れなかった理由(濁り・流れ・時間)を書きます。 読んだ人が、もう一度潜る判断をできるようにするためです。
陸に2人残すのは、潜る1人のためではなく、
その1人を上げるためです。