蒼淵潜水SOEN DIVING

1978年創業 / 港湾・漁港・ダム・水管橋の潜水調査 / 潜水日誌 12,480本水の中では、
赤がいちばん先に消える。

濁った港の水なら、深さ3メートルで赤が、7メートルで橙が、12メートルで黄が落ちます。 私たちが呼ばれるのは、色が一つも残らない場所です。だから水中では、目より先に手を使います。

0 m 3 7 12 18 30 灯り 深さに関わらず 1.2 m 赤 橙 黄 緑 青 3 m で消える 7 m 12 m 18 m 30 m
図:濁った港の水で、それぞれの色が届かなくなる深さ。数字は当社の潜水日誌に残っている実測の目安で、透明度によって前後します。
1978年

創業。初仕事は、台風で沈んだ引き船の引き揚げ

12,480本

潜水日誌。1本が1回の潜降で、全部紙で残っています

30cm

港の底での視界。晴れた日でも、この日が年のうち半分

30m

請ける深さの上限。これより深い話は、よその会社へ回します

FUKASA — 目盛を動かしてみてください

三メートルで赤が消える。
そこから先は、手が目になる。

水は色を、波長の長いほうから順に食べていきます。だから水中の写真はどれも青い。 潜水士にとって問題なのは写真の色ではなく、錆の赤茶と、影の黒が同じに見えてしまうことです。 目盛を動かすと、その深さで何が残っているかと、私たちがそこで何をしているかが出ます。

0メートル

赤3 m
橙7 m
黄12 m
緑18 m
青30 m
灯り1.2 m

水面のすぐ下。陸と同じ色が見えている。ここまでは、目で点検ができる。

SHIGOTO

呼ばれるのは、たいてい
「陸から見えない側」が痩せてきたときです。

岸壁も、橋脚も、取水口も、傷むのは水の中の側からです。 上から覗いて濁っていれば、そこで打つ手がなくなる。私たちは、その続きを引き受けています。

  • その一岸壁と護岸の点検

    目地の抜け、裏込め材の吸い出し、鋼矢板の減肉。ひび割れはゲージを当てて0.1ミリ刻みで読み、 位置は水中で打った番号札の通し番号で残します。延長25メートルを1スパンとして数えます。

  • その二水管橋の脚・ダムの取水口

    流れのある場所です。流速が毎秒1.0メートルを超える日は潜りません。 放流の予定を管理者と文書で突き合わせ、ゲートを閉じた時刻を紙に書いてもらってから水に入ります。

  • その三沈んだものの引き揚げ

    船、車、工事中に落ちた鋼材。まず沈んでいる姿勢を測ってから、玉掛けの順番を決めます。 創業の仕事がこれで、いまも年に4件から6件あります。

OKOTOWARI

請けていない仕事のほうが、
会社の輪郭をはっきりさせます。

  • その一

    「見てくるだけ」は請けません

    潜れば必ず、寸法・位置・写真台帳が残ります。所見の書けない潜水はしません。 見た結果「手を入れなくてよい」と分かった場合も、その理由を紙に書いてお渡しします。

  • その二

    水深30メートルより深い仕事は回します

    当社は空気潜水の体制しか持っていません。混合ガスと再圧室が要る深さの仕事は、 それを持つ会社を紹介します。紹介に手数料はいただきません。

  • その三

    期日を優先して、潮に逆らうことはしません

    流速・波高・放流の三つのうち一つでも線を越えた日は、現場まで行っても潜らずに帰ります。 この判断で日を改めた回数は、昨年で9日。延期の費用はいただきません。

潜水士の仕事は、潜ることではなく、
同じ人数で水から上がることです。

紙の上で、一度だけ先に潜ります。

対象と水深と延長を教えていただければ、必要な潜水の回数と日数を、この画面の中で先に出します。 濁りの見立てがつかないときは「手を伸ばすと指先がかすむ」を選んでください。港の平均はだいたいそこです。

陸からの下見は30分、料金はいただきません。図面が無くても、 岸壁の長さを歩数で数えた数だけあれば話は始められます。

水深と延長を入れて、潜水の回数を見る