NAGISHIRO BOATWORKS / 1968
船は、下から順に
組み上がっていく。
竜骨を据え、肋材を起こし、外板を張る。凪代造舟所は、その順番を五十八年変えていません。画面を下へ送ると、一艇が組み上がります。
竜骨を据える
船の背骨にあたる竜骨(キール)と、船首材・船尾板を先に立てます。ここで艇の長さと反り(ロッカー)が決まります。
SCROLL / 下へ送ると組み上がります
お使いの端末は「動きを減らす」設定になっているため、完成の姿で止めています。
1968年
汐凪の浜で、漁業用の伝馬船の修理から始めました。
412艇
手漕ぎ艇・帆走艇・作業艇の合計。修復は別に数えています。
6名
設計2名・建造3名・塗装1名。一艇に必ず1名が最後まで付きます。
51年
1975年に納めた作業艇。七年ごとに当所で外板を診ています。
上の数字は制作見本のために作ったものです。実在の実績ではありません。
OUR BOATS
三つの型から始めます
用途をうかがってから、下の三つのいずれかを土台に寸法を引き直します。まったくの新規設計も承りますが、初めての方にはこの三型をおすすめしています。
HOW WE BUILD
図面より先に、板を曲げてみる
木は一枚ごとに曲がり方が違います。当所では、寸法を決める前にその材を実際に曲げ、どこまで無理がきくかを見てから図面を引き直します。工程は七つ、四十日前後です。
材を選び、寝かせる
竜骨は米松、肋材は樫、外板は杉。仕入れた材は最低八か月、当所の材小屋で寝かせてから使います。
骨を組み、板を張る
肋材を十一枚立て、縦通材を通し、竜骨側から順に九枚の外板を張ります。曲げには水と熱だけを使います。
塗り、浮かべて確かめる
塗装は三回。最後に必ず当所の前の入り江へ浮かべ、水線の位置と傾きを測ってからお渡しします。
REPAIR
直せる艇かどうかを、
先にお伝えします
他所で造られた艇も承ります。まず竜骨と肋材の状態を見て、直す値打ちがあるかどうかを正直にお伝えします。直さないほうがよい場合はその理由も文書でお出しします。
外板は一枚ずつ独立して留めてあるため、傷んだ板だけを抜いて入れ替えられます。