骨格は、一体で削り出す
四隅の支柱は押し出し材から一本ずつ削り出します。ねじ留めの箇所を減らすほど、打上げの振動で緩む場所が減ります。金色に見える面は多層断熱材(MLI)です。
HEKIKU / HK-1
HEKIKU ORBITAL SYSTEMS / SMALL SATELLITE BUS
四隅の支柱は押し出し材から一本ずつ削り出します。ねじ留めの箇所を減らすほど、打上げの振動で緩む場所が減ります。金色に見える面は多層断熱材(MLI)です。
太陽電池パドルは片翼2枚。定格の1.35倍を積んでいます。5年たってセルが劣化しても、観測機器を止めずに済む余裕を最初から持たせるためです。
日の当たらない面にだけ放熱板を寄せています。軌道上では熱の逃げ道が輻射しかないため、どの面を宇宙に向け続けるかが設計の入口になります。
配線もコネクタも、外から見える場所に置いたまま仕上げます。隠すために覆いを足すと、その覆いのぶんだけ質量と故障の種が増えるからです。
私たちは観測機器を作りません。作るのは、お客様の機器を軌道に運んで、電気を与え、姿勢を保ち、地上と話をさせるための「まわり」です。
50kgから120kgの機体を、設計から引渡しまで一貫して受け持ちます。機器の形が決まっていない段階からの相談がいちばん多い依頼です。
構造・電源・姿勢制御・通信をひとまとまりで供給します。搭載機器の形状と消費電力が決まっていれば、そこから逆算して組み上げます。
振動・熱真空・電磁両立性の試験を自社の設備で行います。試験の途中で出た不具合は、その場で設計に戻して直します。
打上げから初期運用の90日間は当社の管制室が張り付きます。以降はお客様側で回せるよう、手順書と訓練をあわせて渡します。
※ 上の数字は制作見本のために作ったもので、実績ではありません。
積みたい機器の大きさ・重さ・消費電力・見たいものを伺います。この段階では図面がなくてかまいません。実現できない条件があれば、この時点で申し上げます。
軌道・電力収支・熱の逃げ道・通信量を計算し、機体の形を決めます。ここで決めた質量と電力は、以降ほぼ動かせません。
部品を作り、組み、振動と熱真空にかけます。試験は同じ機体で2回行い、1回目で出た不具合を直してから2回目に入ります。
射場での最終確認に立ち会い、打上げ後90日間は当社が運用します。その後の運用手順は文書にして引き継ぎます。