灯環舎TOKANSHA SINCE 1968
工房の明かりを落としていくと、ARC-1 の乳白ガラスだけが灯って残る様子 TOKANSHA / LIGHT UP

暗くしてから、
はじめて見える。

HOW WE CHECK THE LIGHT

01 ─ 昼

まず、明るいところで見る

鋳肌の荒れ、ホーローの垂れ、真鍮の削り残し。形の粗は昼の光でしか見つかりません。ここで弾かれる台が、月に2〜3台あります。

02 ─ 夕

部屋を落としていく

工房の照明を段階的に落とし、灯りだけを残していきます。傘の内側の磨きが甘いと、この途中で光の輪が濁って見えます。

03 ─ 夜

灯りだけを、48時間

真っ暗にして48時間つけ放しにします。ちらつき、色のふらつき、ガラスの継ぎ目の影。ここを抜けた台だけを箱に入れます。

Process

一台が出来るまでの5工程

受注から納品まで、標準で10週。うち4週はホーローの焼きと冷ましに使います。

  • 01

    鋳る ─ 砂型鋳造

    木型を砂に押しつけて型を取り、溶かした真鍮を流します。高岡の鋳物屋に4代にわたって頼んでいる工程です。一台ごとに砂の目が違うため、台座の肌は同じものが2つとありません。

  • 02

    削る ─ 旋盤と手仕上げ

    鋳肌を旋盤で落とし、傘の内側だけを鏡面まで上げます。外側は#400で止めます。ここを上げすぎると、光が硬くなります。

  • 03

    焼く ─ ホーロー

    ガラス質の釉薬を吹き、820℃で焼き付けます。2度掛け、2度焼き。焼きむらは消しません。深緑の濃淡は、この工程で生まれるものです。

  • 04

    吹く ─ 乳白ガラス

    傘の口に張る拡散板は、富山市内の硝子工房への別注です。厚み4mmを標準とし、寝室用には5mmを使います。1mmで、光の柔らかさがはっきり変わります。

  • 05

    組む ─ 配線と点灯

    配線は差し込みではなく、すべて圧着してからハンダを流します。30年後にここを開ける人が困らないよう、結線の順番を裏蓋の内側に書き残しています。

Materials

使っているもの

真鍮C3604 相当。台座と支柱は砂型鋳造、リング類は棒材から挽き出し。
めっき・クリア塗装はしません。経年で曇るのを前提に設計しています。
ホーロー鋼板ではなく銅板に施釉。色は深緑・栗・墨の3色。
820℃で2度焼き。欠けた場合は焼き直しで直せます。
ガラス乳白(オパール)手吹き。標準4mm / 寝室用5mm。
割れた場合は同じ工房で吹き直します。型を保管しています。
配線2種ビニルキャブタイヤ。布巻きの外装は墨・生成の2色。
長さは1.2m / 1.8m / 3.0m から選択。
光源E17 口金。2700K を標準とし、2200K も選べます。
専用光源を使わないのは、30年後に手に入らない事態を避けるためです。

Repair

直すほうの話

灯環舎の売上のうち、3割は修理です。他社製・年代物もお預かりします。

01

配線の引き直し

被覆が硬くなった古い灯りは、まずここから。¥12,000〜。所要2〜3週。

02

ホーローの焼き直し

欠け・ひびの補修。色は完全には戻りませんが、境目は消せます。¥28,000〜。所要4〜6週。

03

ガラスの吹き直し

割れた拡散板の作り直し。型が残っていない他社製は、実測から起こします。¥22,000〜。所要6〜10週。

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Contact

直せるかどうかから、お答えします。

写真を1枚お送りいただければ、直せるか・いくらかかるかを先にお伝えします。見積は無料です。

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