柊野検眼所HIIRAGINO

柊野町二丁目 / 1966年開所その日には、
お渡ししません。

測るのに90分。合わせに2回。お渡しまで平均11日。 1966年から、この順番を変えていません。きょう掛けて帰りたい方には、はっきりと向いていません。

真鍮の縁のついた試験レンズが18枚、羅紗を敷いた胡桃の盆に並んでいる
検眼室の盆。ここから1枚ずつ入れ替えて、片眼につき28回たずねます。
90分

検眼1件にかける時間。短くする方法は見つかっていません

28回

片眼にたずねる回数。0.25ずつ、行ったり来たりします

112本

見本の枠。ただし最初の90分、棚には近づいていただきません

11日

お渡しまでの平均。最短でも8日かかります

はじめに測るもの

度数より先に、
鼻の高さを測ります。

同じ度数のレンズでも、目から12mm離すのと14mm離すのとでは、見え方が変わります。 その12mmを決めているのは鼻の形と耳の位置で、度数ではありません。 だから当所では、機械の前に座っていただく前に、定規を3本使って顔を測ります。所要8分です。

この8分を省くと、あとの82分が丸ごと当てになりません。 よく見えない眼鏡の相談を受けて調べると、半分近くがここの狂いです。

レンズは、顔の上にしか置けない。

真鍮の縁の試験レンズ2枚と、目盛りのついた真鍮の物差し
頂点間距離を測る物差し。1mmきざみで、12mmを標準にしています。

よくある行き違い

見えすぎる眼鏡は、疲れます。

視力検査の表がいちばん下まで読める眼鏡が、いちばん良い眼鏡だとはかぎりません。 遠くがよく見える度数は、手もとを見るときに目の中の筋肉を余計に働かせます。 1日8時間その状態でいると、夕方に頭が重くなる。これが「新しい眼鏡が合わない」の正体であることが多いのです。

当所では、いちばん強い度数から 0.25ずつ弱いほうへ戻して、 「見える」と「疲れない」が重なる場所を探します。戻す幅の平均は0.50。 つまり、たいていの方はご自分が思うより弱い眼鏡で足ります。 その0.25を、実際に動かしてみる →

鼈甲柄のアセテートの板が4枚、少しずつずらして重ねてある
厚さ6mmの板。ここから1本の枠になるまでに17の工程があります。

枠は、材料から選びます

3週間、乾かしてある板だけを削ります。

板のまま3週間置くと、反ります。反ったものは削っても反り続けるので、 先に反らせて、選り分けてから削ります。ここで4枚に1枚は使いません。

当所に見本は112本。とはいえ、掛け心地を決めるのは意匠ではなく、 鼻あての角度と耳のうしろ15mmの曲がりです。 同じ型でも、その2か所は全員ちがう形に曲げ直します。

枠の作りかたを見る

先にお伝えします

お引き受けしないことが、4つあります。

即日の仕上げ、見えすぎる度数、15歳未満のはじめての眼鏡、そして通信販売。 理由は1つずつ書きました。読んでから、それでもとお思いになったらお越しください。

4つの理由を読む 検眼を予約する(90分)