琅珠工房ROJU ATELIER
MATERIALS — 石と金属

先に読んでおいていただくと、
ご来店の45分が全部「手で選ぶ時間」になります。

売り場では説明に20分ほど取られます。ここに書いてあることを読んできてくださった方は、その20分を見本をはめる時間に回せます。だからこのページは、売り文句ではなく前置きとして書いています。

プラチナ950

重く、白く、減りにくい金属です。傷は付きますが、削れて消えるのではなく押されて寄るため、磨けば戻ります。当工房ではパラジウムを混ぜた硬めの配合を使い、細い腕でも歪まないようにしています。

18金(K18)

金75%に、混ぜる金属で色が変わります。黄・桃・白の三色。プラチナより軽く、硬いので、細く仕上げても保ちます。白(ホワイトゴールド)はロジウムを掛けており、数年でごく薄く色が戻ります。掛け直しは無償です。

金属アレルギーのこと

純度の高いプラチナと18金は、比較的起こりにくいとされています。ただし体質によります。心配な方は、ご来店の際にその旨をお伝えください。見本を1週間ほどお貸しして、試していただいてから決めます。


石の見どころ

四つあります。上げるべきは、たいてい二つだけです。

全部を上げると金額は倍になります。写真ではなく指の上で見比べたとき、差が分かるのは輝きと大きさでした。当工房は、その二つを優先して残りを落とすようにお勧めしています。

当工房の見立て(架空)
輝き(カット) 優先します。ここだけは落としません。同じ大きさ・同じ重さでも、切り方で光の返り方がはっきり変わります。指の上で最も差が出ます。
大きさ(カラット) 優先します。0.20と0.30では見た目が違います。0.30と0.35はほとんど見分けがつきません。段の変わり目の少し手前を狙うと得です。
2段ほど落として構いません。並べて比べれば分かりますが、指にはめて上から見て気づいた方は、これまでいらっしゃいませんでした。
透明度 肉眼で見えない段まで落として構いません。10倍に拡大して探す内包物のために金額を上げる必要はない、というのが当工房の考えです。

上の見立ては、この制作見本のために書いた架空の工房の方針です。実在の宝飾店の基準ではありません。


なぜ切り方で変わるのか

浅すぎても深すぎても、光は裏に抜けます。

浅い ちょうど 深い 下から抜ける 上へ返る 横に抜ける 実線 ── 目に返ってくる光 破線 ── 石を抜けて戻らない光 図は説明のための模式です
石を上から見たとき暗い輪が見えたら、たいてい深すぎです。ご来店の際は、見本を並べて見比べていただきます。

見本を見比べに行く