the sound of this hall

ホールの音

梧桐ホールは1971年に、市の中央公民館の一室を改築して生まれました。以来、直したところと、直さなかったところがあります。

直さなかったところ

側壁の下半分に張られた梧桐(ごとう)の板は、開館当時のままです。54年ぶんの乾きで、いまは新品より軽く鳴ります。

2003年の改修でこの板を張り替える案が出ましたが、その年の定期に出演していた四重奏団から「戻すのは無理だからやめたほうがいい」と言われ、床下の補強だけにとどめました。判断が正しかったかは分かりません。ただ、いまの音はこの板の音です。

直したところ

おもな改修(すべて見本のための記録です)
1988年天井の反射板を3枚に。角度を可変にした
2003年客席の床を補強。座席を312席から284席に減らし、間隔を4cm広げた
2014年空調の吹き出し口を客席後方へ移設。運転音を32dBまで下げた
2022年2階バルコニーの手すりをガラスに。視界を遮る席が11席から2席になった

残響の測り方

当ホールでは毎年8月の休館日に残響を測っています。客席にお客様がいるときといないときで、響きは0.4秒ちがいます。

1.7秒満席・500Hz
2.1秒空席・500Hz
32dB空調運転時の暗騒音
0.021秒天井の反射が届く遅れ

測定は当ホールの職員が行っています。数値は年により±0.1秒ほど動きます(見本のための数値です)。

楽器のこと

ピアノ

1978年製。年2回の調整のほか、公演の前日に必ず調律します。鍵盤の重さは出演者のご希望で変えられます。

フォルテピアノ(複製)

18世紀の楽器の複製。ホール所蔵。貸出はしていませんが、当ホールでの演奏には無料でお使いいただけます。

譜面台・椅子

四重奏用の椅子は座面が水平のものを12脚用意しています。高さは3種類。チェロ用の床の止めも常備しています。