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副業としておすすめできないものには、時給換算で最低賃金を下回りやすいものやスキルが蓄積しないものなどの共通点があります。
話題になっているものや簡単に稼げるといわれているものをよく調べずに始めると、詐欺の被害や想像以上に稼げない状況に陥るので注意が必要です。
本記事では、初心者が避けるべき副業7選と失敗しない選び方を解説します。
自分にとっておすすめしない副業が該当するかどうかを確認し、最適な副業を選びましょう。
初心者におすすめしない副業7選

副業を始める前に「手を出さないほうがいい副業」を把握しておくと、時間とお金の損失を防げます。
次の表は、おすすめしない副業7つを「理由・時給・リスク・スキル蓄積」で比較したものです。
| 副業名 | おすすめしない主な理由 | 時給換算の目安 | リスク度 | スキル蓄積度 |
|---|---|---|---|---|
| ポイントサイト | 作業量に対して報酬が極端に低い | 50〜300円 | 1.0 | 1.0 |
| ネットワークビジネス | 人間関係の崩壊・金銭トラブル | 0〜500円 | 3.0 | 1.0 |
| 在宅内職 | 単価が1個0.1〜10円で時間に見合わない | 200〜500円 | 1.0 | 1.0 |
| 配達員 | 体力消耗が激しくスキルが残らない | 500〜1,000円 | 2.0 | 1.0 |
| FX・株式投資 | 元本割れで数十万円の損失リスク | マイナスの場合あり | 3.0 | 2.0 |
| アフィリエイト | 収益化に1年以上かかり挫折率が高い | 0〜300円 | 2.0 | 2.0 |
| せどり・転売 | 在庫リスクと法律違反の恐れ | 300〜800円 | 3.0 | 1.0 |
副業初心者におすすめしない理由をそれぞれ解説するので、ぜひ参考にしてください。
報酬が時給50〜300円のポイントサイト
ポイントサイトは、時給に換算すると割に合わないことが多いので、初めての副業としてはおすすめしません。
アンケート回答や広告クリックで得られるポイントは1件あたり0.5〜5円程度で、時給換算すると50〜300円にしかなりません。
2025年度の最低賃金は全国加重平均で1,121円です(厚生労働省発表)。
ポイントサイトの報酬は最低賃金の4分の1以下にとどまり、同じ時間をアルバイトに使うほうが確実に稼げます。
実際にポイントサイトだけで副業を始めた人の中には「1か月続けても1,000円に届かなかった」という声が多く聞かれます。
短時間で確実に収入を得たいなら、スキル販売やクラウドソーシングを検討してください。
人間関係を壊すネットワークビジネス
ネットワークビジネス(連鎖販売取引、いわゆるマルチ商法のこと)は、金銭面だけでなく人間関係まで失うリスクがあります。
友人や家族を勧誘対象にするビジネスモデルのため、信頼関係が壊れるケースがあとを絶ちません。
国民生活センターによると、マルチ取引に関する相談件数は2024年度で4,129件にのぼります。
入会金や商品購入で数十万円を支払ったまま回収できない被害も報告されています。
「最初に30万円分の商品を買わされた」「友人を3人紹介しないと元が取れない」といった場合も多いです。
そのため、ネットワークビジネスは勧誘を受けても即断せずに、消費者ホットライン(188番)に相談しましょう。
単価が割に合わない在宅内職
かかる時間に対して報酬が極端に低い在宅内職は、副業として効率が悪すぎます。
シール貼りは1枚あたり0.1〜2円、封入作業は1件5〜10円が相場で、1時間作業しても200〜500円にしかなりません。
1か月フルに取り組んでも月収1〜2万円が限界のようなケースが大半です。
内職は光熱費や作業スペースの確保も自己負担になるため、実質の手取りはさらに下がります。
実際に内職を始めた主婦の間では「毎日3時間作業して月8,000円だった」という声も少なくありません。
同じ在宅作業なら、パソコンを使ったデータ入力やライティングのほうが時給単価は数倍になります。
体力を消耗しスキルが残らない配達員
フードデリバリーなどの配達員を副業にすると、体力を大きく消耗する割に将来に活かせるスキルもあまり身につきません。
稼働時間あたりの報酬は500〜1,000円程度ですが、待機時間を含めると実質的な時給はさらに下がります。
天候や注文状況に収入が左右される不安定さも見逃せません。雨の日や閑散期は配達リクエスト自体が減り、1時間待っても1件も入らない日があります。
本業後の深夜配達で体調を崩し、本業に支障が出る例も多いです。長期的なキャリア形成を考えるなら、体力勝負ではない副業を選んでください。
初心者が大損しやすいFX・株式投資
投資経験のない人がFXや株式投資を副業として始めるのは、おすすめしません。
金融庁は「SNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引」について繰り返し注意喚起をおこなっており、無登録業者とのトラブルが多発しています。
FXではレバレッジ(少額の証拠金で大きな取引ができる仕組み)を使うため、相場が逆方向に動くと投資額以上の損失を抱える恐れがあります。
消費者庁も「無登録業者との外国為替証拠金取引にかかるトラブルが多発している」と公表しており、始める際は注意が必要です。
初心者が陥りやすい失敗パターンとして、次の3つが挙げられます。
- 「必ず儲かる」というSNS広告を信じて無登録業者に入金する
- 損失を取り返そうとして追加入金を繰り返す
- 生活費まで投資に回して生活が破綻する
元本割れで50万〜100万円を失った事例も国民生活センターに報告されています。
投資を始めるなら、まず金融庁の登録業者一覧で業者の正当性を確認してください。
収益化まで1年以上かかるアフィリエイト
すぐに副収入がほしい人には、アフィリエイトはおすすめしません。
収益が出るまでに平均半年〜1年以上の期間を要するうえ、月収1万円未満のアフィリエイターが大半を占めているのが現実です。
SEOの知識やライティングスキルがないと検索上位に表示されず、読者が集まりません。
1年間で100記事以上書いても月収0円のまま挫折するケースも珍しくないといわれています。
ただし、長期的にWebマーケティングスキルを積み上げたい人にとっては学びの多い分野です。
即金性を求めるなら、クラウドソーシングでWebライティング案件を受注するほうが確実に収入を得られます。
在庫と法的リスクを抱えるせどり・転売
せどりや転売は、在庫を抱える金銭的リスクと法律違反のリスクを同時に背負う副業です。仕入れた商品が売れ残れば、そのまま赤字になります。
また、古物商許可証なしで販売すると、古物営業法違反で3年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象となる商品がある点もおすすめしない理由の一つです。
チケットの転売も、チケット不正転売禁止法により1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科されます。
物販に挑戦するなら、まず不用品販売から小さく始めて市場感覚を掴みましょう。
おすすめしない副業に共通する判断基準

おすすめしない副業には、共通するパターンがあります。
次の5つの判断基準を知っておけば、新しい副業を見つけたときに自分で「やるべきか・避けるべきか」を見極められるので、参考にしてください。

自分に合った副業を見つけるためにも、おすすめしない副業の特徴を把握しましょう。
時給換算で最低賃金を下回るなら避ける
副業を選ぶ際にまず確認すべきは、報酬を時給換算したときに最低賃金を上回るかどうかです。
2025年度の最低賃金は全国加重平均で1,121円で、この水準を下回る副業は「働いた時間に見合わない」と判断できます。
ポイントサイトや在宅内職のように時給換算50〜500円の副業は、同じ時間をコンビニバイトに充てるだけで2〜10倍の収入になります。
手軽さのみで選ぶと、数か月後に後悔することも多いでしょう。
そのため、副業を検討する際は「月の作業時間」と「想定報酬」を書き出し、時給換算してください。
実際に副ビズ.comが複数の副業情報サイトを調査した限りでは、時給1,000円を超える在宅副業はWebライティング・プログラミング・オンライン講師などスキル系の仕事に集中しています。
報酬の低い作業系副業に時間を費やすより、スキルを身につけて単価を上げるほうが長期的な収入アップにつながります。
初期費用が5万円を超えるなら立ち止まる
始めるのに5万円以上の費用がかかる副業は、一度立ち止まって冷静に判断してください。
ネットワークビジネスの入会金(数万〜数十万円)やせどりの仕入れ資金は、うまくいかなかったとき丸ごと損失になります。
とくに注意したいのが教材費やコンサル費として高額な情報商材を購入させるパターンです。
「この教材を買えば月30万円稼げる」などの謳い文句で20万〜50万円を請求される手口が消費者庁にも多数報告されています。
「お金をかけないと稼げない」のような勧誘は、詐欺の典型的な入り口です。
初期費用5万円をボーダーラインとして、それを超える場合は必ず第三者に相談しましょう。
クラウドソーシングやスキル販売のように無料で始められる副業なら、金銭的リスクはゼロです。
「初期費用の有無」を最初のフィルターにするだけで、危険な案件を大幅にふるい落とせます。
1年続けても単価が上がらないなら見切る
1年間取り組んでも報酬単価が変わらない副業は、見切りをつける対象です。
ポイントサイトのクリック作業や単純な仕分け内職は、どれだけ経験を積んでも1件あたりの報酬が固定されているため、時給は基本的にに上がりません。
単価が上がらない副業を続けると、2年目も3年目も同じ低収入のままです。
「始めて1年経ったら時給が上がっているか」を自分に問いかけてみてください。
副業経験者の間では、クラウドソーシングで文字単価0.5円からスタートし、実績を積んで1年後に文字単価3円になったケースもあります。
時間を投じるなら経験が単価に反映される仕事を選びましょう。
週の総労働時間が50時間を超えるならやめる
本業と副業を合わせた週の総労働時間が50時間を超える場合は、副業の内容や時間配分を見直してください。
厚生労働省のガイドラインでも、労働時間の通算管理が副業・兼業における重要な注意点として示されています。
また、Job総研の「2025年 副業・兼業の実態調査」でも、副業への不安として「体力面の負担」「本業への悪影響」を挙げる回答が目立ちます。
本業の評価が下がって昇給や昇進を逃せば、副業の収入以上の損失です。
目安として「平日は1〜2時間、休日は3〜4時間」を副業の上限にし、週の総労働時間が50時間以内に収まるようスケジュールを管理しましょう。
運営元の所在地・連絡先が不明なら手を出さない
運営会社の所在地・代表者名・電話番号が確認できない副業案件は、無条件で避けてください。
消費者庁と国民生活センターは「SNSなどを通じた投資や副業といった『もうけ話』」への注意喚起を繰り返し公表しています。
誰でも簡単に月50万円、スマホだけで高収入といった謳い文句は、詐欺的案件の典型的な特徴です。
入金後に連絡が取れなくなる被害が年齢を問わず報告されています。
運営元が特定できない案件に個人情報や口座情報を渡すと、金銭被害だけでなく個人情報の悪用にもつながります。
少しでも不審に感じたら、消費者ホットライン(188番)に相談してください。
副業自体がおすすめしないといわれる理由

特定の副業だけでなく副業自体をやめたほうがいいといった意見もあります。
ただし、次のようなおすすめしないといわれる背景を確認すると、副業自体がよくないわけではないことがわかります。
- 理想月収と現実の大きなギャップ
- プライベートを犠牲にする疲弊リスク
- 知識不足のまま始める失敗パターン
それぞれの理由を確認すれば、副業を始める前に注意できるので、おすすめしない副業と併せて確認してみましょう。
理想月収と現実の大きなギャップ
副業がおすすめしないと言われる最大の理由は、期待と現実の収入差です。
Job総研の「2025年 副業・兼業の実態調査」によると、副業経験者140人の実際の月収は平均5.4万円(中央値3.0万円、最頻値1.0万円)でした。
一方で、回答者全体357人が希望する理想の月収は平均10.8万円(中央値5.0万円)です。
理想と現実に約2倍のギャップがあり、「思ったほど稼げない」と感じて辞めてしまう人が多く見られます。
「月10万円は簡単に稼げる」のような情報を鵜呑みにすると、現実とのギャップで挫折します。
副業を始める前に「最初の3か月は月1〜3万円が現実的なライン」と認識しておきましょう。
このデータは「副業が稼げない」ことを意味するわけではありません。
中央値3.0万円は本業の手取りに上乗せできる金額としては決して小さくないため、過度な期待を持たずに始めることが継続のコツです。
プライベートを犠牲にする疲弊リスク
副業に時間を割きすぎると、家族との時間や趣味、休息が犠牲になります。
平日の帰宅後に毎日3〜4時間を副業に充てる生活を続けると、心身ともに疲弊し、副業どころか日常生活にも支障が出ます。
実際に副業を始めた人の中には「休日をすべて副業に使った結果、家族関係が悪化した」という声もあります。
副業のために健康やプライベートを壊しては本末転倒です。
副業はあくまで本業と生活のバランスを保てる範囲で取り組んでください。
週に10時間以内を目安にスケジュールを組むと、無理なく継続しやすくなります。
知識不足のまま始める失敗パターン
「とりあえずやってみよう」と知識ゼロで始めることが、副業で失敗する最も多いパターンです。
確定申告の義務を知らずに無申告のまま放置したり、就業規則違反で懲戒処分を受けたりするケースが実際に起きています。
税金・法律・契約の基礎知識がないまま始めると、稼いだ金額以上の損失を被る恐れがあります。
「知らなかった」では済まないリスクが副業には潜んでいるので、後述する副業を始める前に知るべき注意点を必ず確認してください。
正しい知識を持って始めれば、副業は十分に価値のある選択肢です。
失敗しない副業の選び方

おすすめしない副業を避けたうえで、自分に合った副業を見つけるには4つのポイントがあります。ここでは初心者でも低リスクで始められる副業の選び方を解説します。
- 副業の目的を紙に書き出して明確にする
- 得意分野を活かせるスキル販売で始める
- 初期費用ゼロのクラウドソーシングを活用する
- 将来のキャリアに直結する仕事を選ぶ
順番に解説します。
副業の目的を紙に書き出して明確にする
副業で失敗しないために最初にやるべきことは、「なぜ副業をするのか」を紙に書き出すことです。
目的が曖昧なまま始めると、目先の報酬額だけに飛びついて、おすすめしない副業に引っかかる原因になります。
書き出す項目の例として、次の内容を参考にしてみてください。
- 月にいくら稼ぎたいか
- 週に何時間使えるか
- 身につけたいスキルはあるか
副業の目的を紙に書いて言語化するだけで、候補となる副業が大幅に絞り込めます。
たとえば「月3万円・週5時間・ライティングスキルを身につけたい」と決まれば、Webライティングの案件がおすすめです。
「月10万円・週20時間・特になし」であれば、プログラミングやWebデザインなど高単価スキルの習得から始めてみましょう。
目的を決めずに始めた副業は3か月以内に挫折するパターンが目立ちます。
5分でできる作業なので、紙とペンを用意して書き出してみてください。
得意分野を活かせるスキル販売で始める
自分の得意なことを商品にするスキル販売は、初心者にも始めやすい副業です。
ココナラやストアカなどのプラットフォームを使えば、イラスト・翻訳・料理レシピ・Excel作業など、日常的に使っているスキルがそのまま収入源になります。
スキル販売の最大のメリットは、経験を積むほど評価と単価が上がる点です。
実績がゼロの段階では低単価になりがちですが、3〜5件の高評価レビューが付くと相場どおりで受注できるケースもあります。
「自分に売れるスキルなんてない」と感じる人も多いですが、現場では「年賀状のデザイン」「家計簿テンプレート作成」など意外なスキルに需要が集まっています。
まずは自分の得意なことを3つリストアップし、プラットフォームで類似サービスの相場を確認しましょう。
初期費用ゼロのクラウドソーシングを活用する
副業初心者がリスクを抑えて始めるなら、登録無料のクラウドソーシングサイトがおすすめです。
クラウドワークスやランサーズには、データ入力・ライティング・アンケートなど未経験でも受注できる案件が常時掲載されています。
クラウドワークスが発表した「副業データブック2022年版」によると、副業ワーカーの1か月あたりの平均収入は約5万円です。
スキルなしの初心者でも月3〜5万円を目指せる水準であり、ポイントサイトや内職とは報酬の効率が大きく異なります。
次の3ステップで簡単に副業を始められるので、挑戦してみてください。
- クラウドソーシングサイトに無料登録する
- プロフィールを丁寧に記入して信頼性を高める
- 単価の低い案件で実績を3〜5件積み、徐々に高単価案件に応募する
「登録料」や「紹介料」を請求されるサイトは詐欺の恐れがあるため、大手プラットフォーム以外は利用しないでください。
将来のキャリアに直結する仕事を選ぶ
副業選びで差がつくのは、将来のキャリアにつながるかどうかです。
Webライティングやプログラミング、動画編集やSNS運用などのスキルは、転職や独立にも直結します。
実際に副業でWebライティングを始めた人の中には、1年後にフリーランスとして独立したケースもあります。
将来性のない作業に時間を使うと、副業をやめた瞬間に何も残りません。
「5年後の自分に役立つか」を基準にすると、選ぶべき副業が明確になります。
おすすめ副業の詳細一覧は、下記の関連記事で紹介していますのであわせてご覧ください。
今回はお手軽、かつ安全に副業をはじめられるよう、副業におすすめの仕事を20選紹介します。厳選した実際に稼げる副業を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。副業をしている方は8.4%、検討中の方は1[…]
副業を始める前に知るべき注意点

副業の種類を決めたら、始める前に必ず押さえておきたい注意点が3つあります。
- 就業規則で副業の可否を必ず確認する
- 年間所得20万円超で確定申告を行う
- SNS経由の高額報酬案件に警戒する
知らずに始めると、税金の未納や就業規則違反などのトラブルに発展しかねないので、ここで確認しておきましょう。
就業規則で副業の可否を必ず確認する
副業を始める前に、勤務先の就業規則で副業が認められているか確認してください。
厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では副業・兼業を原則容認する方向性が示されていますが、企業ごとに「届出制」「許可制」「全面禁止」と対応は異なります。
「バレなければ大丈夫」という考え方は住民税の通知などから発覚する恐れがあるため危険です。
就業規則に違反すると懲戒処分や最悪の場合は解雇につながるリスクがあります。
就業規則が手元にない場合は、人事部門に直接問い合わせましょう。
届出制であれば、所定の書類を提出するだけで副業を始められるケースがほとんどです。
年間所得20万円超で確定申告を行う
会社員が副業で得た所得が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です。
国税庁の「確定申告が必要な方」のページでも、給与所得者の副業所得が20万円を超える場合は申告義務があると明記されています。
ここで注意したいのは「収入」と「所得」の違いです。
所得とは「収入から必要経費を差し引いた金額」のことで、副業の売上が25万円でも経費が6万円あれば所得は19万円となり、所得税の確定申告は不要になります。
ただし、所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告は別途必要です。副業所得が20万円以下であっても、お住まいの市区町村へ住民税の申告を行ってください。
無申告のまま放置すると、延滞税や加算税が課される恐れがあります。
SNS経由の高額報酬案件に警戒する
SNSで見かける「スマホだけで日給3万円」「コピペだけで月50万円」といった高額報酬の案件は、ほぼ確実に詐欺です。
消費者庁は「SNSなどを通じた投資や副業といった『もうけ話』にご注意ください」と注意喚起を公表しています。
最初に「教材費」や「登録料」として数万〜数十万円を請求されるのが典型的な手口です。
支払ったあとに連絡が取れなくなり、返金もされないまま泣き寝入りする被害が後を絶ちません。
「簡単・高収入・即日払い」の3つが揃った案件は詐欺を疑ってください。
少しでも不審に感じたら、消費者ホットライン188番などの相談窓口を活用しましょう。
自分で判断できないときの相談先

「この副業は大丈夫なのか」「騙されているかもしれない」と感じたとき、一人で抱え込む必要はありません。
公的な相談窓口を3つ紹介します。
- 消費者ホットライン188番の使い方
- 副業トラブル時の法テラス無料相談
- キャリア設計に役立つ公的支援窓口
相談先ごとの使い方を解説するので、副業で悩んだときに活用してみてください。
消費者ホットライン188番の使い方
副業に関する消費者トラブルの第一の相談先は、消費者ホットライン「188(いやや)」です。
電話をかけると、最寄りの消費生活センターに自動で接続されます。
相談できる内容は「高額な教材を買わされた」「入金後に連絡が取れない」「契約を解除したい」など、副業に関するトラブル全般です。
相談料は無料で、匿名でも利用できます。被害額が膨らむ前に早めに相談することが、解決への近道です。
「まだ大丈夫」と放置せず、違和感を覚えた時点ですぐに188番へ電話してください。
副業トラブル時の法テラス無料相談
契約トラブルや返金請求など法的な対応が必要な場合は、法テラス(日本司法支援センター)の無料法律相談を利用してください。
サポートダイヤルは「0570-078374(おなやみなし)」で、平日9時〜21時・土曜9時〜17時に対応しています。
収入・資産が一定基準以下であれば、弁護士・司法書士への法律相談が1回30分×3回まで無料です。
「弁護士費用が払えない」と諦める前に、まず法テラスへ問い合わせてみてください。
電話相談だけでなく、全国の法テラス事務所で対面相談も受け付けています。
副業詐欺や契約解除に関する具体的な手続きをアドバイスしてもらえるため、一人で悩まず活用しましょう。
キャリア設計に役立つ公的支援窓口
「自分に合う副業がわからない」「スキルをどう活かせばいいかわからない」場合には、厚生労働省が運営するキャリア形成・リスキリング支援センターを利用してください。
ジョブ・カードを活用した無料のキャリアコンサルティングが受けられます。
対面だけでなくオンラインでも相談でき、副業を含めた今後のキャリア全体を専門家と一緒に整理できます。教育訓練給付制度の利用相談にも対応可能です。
「何から手をつけていいかわからない」状態でも問題ありません。
ハローワークの総合窓口でもキャリア相談の案内を受けられるため、最寄りの窓口に足を運んでみましょう。
副ビズ.comで自分に合う副業を見つけよう
おすすめしない副業は理解できたけれど、結局どの副業を選べばいいのかわからないと感じている方もいるでしょう。
副ビズ.comでは、スキル・目的・使える時間に合わせた副業情報を多数掲載しています。
今回解説した「時給換算」「スキル蓄積」「リスク度」の3軸で副業を比較できるため、失敗しない副業選びに役立ちます。
明確な判断基準を持って副業を選べば、時間もお金も無駄にせず、着実に収入を増やせます。
まずは副ビズ.comであなたに合う副業をチェックしてみてください。
>>>副業情報の無料案内所を使ってみる
おすすめしない副業に関するよくある質問
やってはいけない副業のランキングは、金銭的なリスクが高いものとスキルとして蓄積できないもの、最低賃金に見合わないものの3つです。
不動産投資や株、FXなどは専門的な知識やアドバイザーの元で始めましょう。また、ポイントサイトの活用やデータ入力などは片手間でできる範囲に留め、副業というよりもお小遣い稼ぎ程度の感覚で過度に期待しないよう、注意してください。
いいえ。正しい方法で副業を始めれば、月5万円を稼ぐことは可能です。
ただし、始めてすぐに5万円の収入を確保できるわけではなく、費やす時間と選ぶ職業により異なります。
すでにスキルを持っている人でも2~3か月かかるので、これからスキルを身につけて副業する場合は6か月程度を見込んでおきましょう。
一番儲かる副業には、アフィリエイトやAIに関するエンジニアなどが挙げられます。
スキルがあればその分高単価で仕事を受けられるほか、メディアを自分で立ち上げて成功できればアフィリエイトによる広告収入も実現可能です。
しかし、一番儲かる=誰でも稼げるわけではないので、コツコツと努力を重ね、副業として成立するビジネスモデルを見つけてください。
本業が忙しく、時間や休みがなかなか取れない方には、副業はおすすめできません。
また、自己管理が苦手な人や就業規則で副業が禁止されている企業に勤めている人もやめたほうがいいでしょう。
副業は生活の支えになるものの、体を壊したりプライベートの時間がなくなったりしては本末転倒です。
まずは、副業を始められる環境かどうかを判断し、時間的にも身体的にも負担が少ないことから始めてみてください。
毎日3000円を稼ぐためには、Webライティングや動画編集などが向いています。
時給や歩合などさまざまな形態で報酬が設定されているので、案件を受ける前にどれぐらい稼げるのかが明確になりやすいです。
また、条件が合うならフードデリバリーのような業務も現実的なので、検討してみましょう。